唯一サビが気になっていた助手席フロアパネルの処置。
2015年5月の車両入手時から気になっていた助手席フロアパネルのサビの確認・処理とデッドニング。
2017/09/02
まずはサビの状態確認のためサイレントパッド剥離。表面は塗装されていますがオトナシートと同じアスファルト系の制音材です。オトナシートより少々厚め。
以前240ZGでも剥がした事がありますので勝手はわかっています。剥離には幅20mm程度の木工用のノミが有用です。
下画像1枚目は剥離前。サイレントパッドが貼られていない場所にサビを認めますが、ワイヤーブラシで擦ったところ表面的なモノだとわかったのでとりあえず応急的に黒サビ転換剤を塗っています。
画像2枚目はパッド剥離後。接着剤が残っているので状態が少々わかりにくいですね。
画像3枚目がシリコンオフでのクリーニング後。赤丸の部分がサビ。転換剤の効果かパッドの下の他の部分には広がっていません。ただ赤矢印の部分に3か所5mm程度の小さな穴を発見。ここはフロアの下のフレームとフロアパネルの間で袋になっている場所からサビが進行している感じです。青矢印の部分は黒く変色していますがサビではありませんでした。
小さな穴は想定外でしたが、45年無補修にもかかわらずの状態ですので診断結果はやはり「バリモン」です。
ストックコンディションのハコスカの多くでは助手席フロアのサビが問題になりますが、これはエアコンの排水などによるものではなく車体の構造によるもののようですね。カウルトップに水が入ると普通はフェンダー内に流れますが、その量が大量になると助手席側のバルクヘッドに水が垂れてきているのに以前の洗車時に気付きました。カウルトップ内のワイパーモーターカバー新品、シーリング完璧でもです。多分バルクヘッドとフロントフェンダーパネルの間のシーリングの劣化によるもの、もしくは「デフォ」なのでしょうね。まあ私が保有している間は、雨天に無理矢理乗ることもないでしょうし融雪剤の影響をうけることもなし。今後のひどいサビの進行は無いと思います。
サイレントパッド剥離後のフロアーに使いやすくて評判の良いサビキラーを塗布。サビ穴は非常に小さいので室内側からとりあえずエポキシ系接着剤のJBウェルドで塞いでおき、後日リフトアップした際に下からノックスドールででも処理予定とします。下手にアルミテープを貼ったり板金で熱を入れるとサビの進行を助長しかねませんしね。
サビキラーは塗布後に赤サビが残っていると小さな黒い斑点が出るのですが、転換剤を塗布したサビが多く発生していた部位は翌日チェックもほとんど問題ありませんでした。
2017/09/06
下画像1枚目。サビキラーの二度塗り完了。
2017/09/09
デッドニング完了。
下画像2枚目。サイレントパッドを剥がしたフロアはオトナシートを2枚重層して貼り付け。座面下~後席足元部分は純正パッド+オトナシート1枚。
下画像3枚目。STP NG04シートの貼り付け。
元々の純正デッドニングがプアなためか、防音?遮音?効果は抜群ですね。始動時に聞こえていたニスモポンプのカタカタ音も聞こえにくくなりました。
ロードノイズはセンタートンネルのデッドニングが終わってから後日確認します。